オオカミくんに要注意


「どっ…どうして…?」


「だって俺がいつお前のこと食っちゃうかわかんねーのに、自分から俺のことよびだすなんてさ。」


え…!?あたしはそんな話がしたいんじゃなくて……


これじゃあ昨日と一緒じゃん…。


あたしはとうとう背中が壁にくっついてしまう。


「ホントにマヌケな赤ずきんちゃん。」


大西くんがクスッと笑ってさらに近づこうとしたとき、全身が悲鳴を上げるようにゾクッとする感覚が走った…!


「やっ…待って!来ないで!あたし大西くんが近づくと変なの…。拒絶反応みたいで……。」


あたしは顔を伏せて、大西くんの前に反射的に両手を突き出した。


「なるほどな…。」


大西くんがボソッとつぶやく。


そしてあたしが「へ?」と顔を上げた瞬間に、大西くんはあたしを囲むように壁に両手をつく…!


やっ…やだ!