「だから結花……ごめんね。お母さんうっかりしてたわ。まさか同じ学校の上に同じクラスだなんて……。でももし何かあったら言ってね。お母さん絶対結花のこと守るから!」
お母さん……!
「うん…!ありがとう!」
お母さんの言葉にあたしは強くうなずいた。
「お母さん…あたしは大丈夫だから!」
そう言うとお母さんは、少し心配そうにわらってあたしの頭をなでてくれる。
大丈夫。
あたしはお母さんに守られてるんだ……!
そう思うと少し前向きになれた。
それにしても……
大西一狼くん…か。
明日から気をつけないと…!