先生は何も知らない様子で言っている。 あたしは先生がいる間に逃げようと思い、 「失礼します。」とだけ言ってそそくさと走って帰った。 後ろで大西くんのかすかな舌打ちが聞こえたけど、追いかけてはこなかった。 あたしはそのまま走って家まで帰った。 部屋に入ると真っ先にベッドにボフッと倒れる。 はあぁー……。 びっくりした……!なんだったの? 入学早々からまれるなんて……。 あたしってついてないなぁ。 疲れたあたしはゆっくりと重いまぶたを閉じた……。