寮につくとななは驚いた。

とてもとても大きいのだ。

「この寮はね、ゆうきの財閥の力で作れてるんだよ」

類が言った。

「つかぬことをお聞きしますが、ゆうきの財閥とは一体…」

震えながら菜々は言った。

「西園寺財閥だけど」

ゆうきがいった。

私の涙がぶっ飛んだ。

えぇ!!西園寺って、あの腕時計超有名ブランドじゃん!!

「すごいねぇー」

菜々が言った。

「ところでお前自分の立場わかってんのか?家なき子だよ!い.え.な.き.こ.
!」

はっ!そうだったお母さんがなくなって私、家がなくなったんだった!

「ふぁーどうしよぅ…」

私が困っていると生徒会の4人がニヤリと笑った。

嫌な予感がする!!そう思った時は遅かった。

「生徒会に入るんだったら、寮に住んでもいいけどー、入らないんだったら寮に住めないよね」

類が言った。

このままじゃ私は、家なき子だ。だから生徒会に入るしかない。

「っつ~入るわよっ!だから寮に済ませて!」

菜々が言った。

「菜々、ありがとうは?」

大和が言った。

「ぁりがとぉ」

私は恥ずかしすぎて小さな声しか出せなっかた。

すると、

「チュッ」

大和が髪にキスをした。

「っえっえーーーー!!」

けれど大和のキスはもう嫌じゃなかった。