初めてなのに、大事な人としたかったのに…そう思うとくやしくて仕方がなかった。

菜々は、ブルーな気分のまま学校に行った。

けれど、これからもっと最悪なことがあると知らずに。

教室についた途端、あゆが私に飛びついてきた。

「ねえねえー昨日は、あれからどうなったの?」

どちらかというと心配してるより、好奇心旺盛だ。

あゆは、乙女ゲーム大好きだからいろいろめんどくさい。

「あー昨日は生徒会に入らないか?っていわれただけだよ。断ったけど…」

あの人のことを考えるとキュゥと胸が締め付けられるきがする…

「え~そうなの!、生徒会の人って人気あるのにー」

あの人たちが!いやいやないでしょ。流石にイケメンだからって…

「ホントだよ。ほら、廊下見てみて」

廊下を見ると、めっちゃスマイルの4人が!!あいつら表の顔はめっちゃ王子様じゃん。

そう思うと、私はゲームに集中した。