その後夕食を終えて、また部屋に戻ってきた





「ロンドンにいる間、マリアのご両親に会いたいな」




ベットで寝転がる私たち





「聞いてみようか?」




「聞けるのか?」




「うん」





私はケータイを取り出して、お母さんに連絡をいれた





お母さんは1コール目でとった




『マリアー!』







スピーカーのから、お母さんのバカデカイ声が聞こえた





『もー!何してたの?連絡の1本もよこさないで!あなたが今住んでいる家に連絡いれても、留守電になってるんだもん!』




「ごめんごめんお母さん、
今ね、悠とロンドンに来てるんだ」




『うっそー!本当に?!』




「うん、でね
悠がお母さんとお父さんに会いたいって」



『そっかー!お父さんは今、大切なお仕事だから会えないけど、お母さんは大丈夫よ、明日?』




「うん!」




『分かったわ、じゃあ決まり次第、また連絡ちょうだい』





「うん!」