お前は俺の専属メイド【完】




「いてて…
って、わぁっゴメンなさい!」


尻餅をついてしまった


「こちらこそゴメンね
大丈夫?」

そっと手を差し伸べてくれる

その手をとって立ち上がる



相手の顔を見上げると

爽やかな笑顔で微笑まれた




「ちょっと、マリア!
この人が王子よ///」



と隣できゃっきゃ騒いでいる柚乃


この人が…王子?


「ウソくさい笑顔…」



なんて小さく呟いた



「何か言った?」

不思議そうに見てくる