「さっきの子は誰なの?
私一人じゃ不満だったの?

さっきの子とキスしても、何の反応もなかったじゃない!」





シーツに包まったまま、大きな声でそう叫んだ



シンとまた静まり返った部屋






「さっきの子は…お袋の友達の子供だよ


昔からよく遊んでたんだよ
年も近かったしさ」




声で分かるよ?



もうしてそんなに焦ってるの?










たかが友達なら





そこまで焦る必要なんてないじゃん












「ごめんマリア…
さっきのは…俺が悪かったよ。」










ガバッ







悠がそう言った瞬間

私の包まっていたシーツが無理やり奪われた