綺麗な月

沙月。

それが私の惚れた人の名前だ。

この日のライブは沙月ばかり見ていた。

「あー。楽しかった!!
どう初めてのmoonlyは?」

「最高!沙月さんかっこよかった!!」

「二人とも物販行く?」

「「行く!!」」

「よし!メンバー出てくるまで待っとくか!」

英奈さんはお姉さんみたいな存在だ(笑)
しばらくするとメンバーが出てきた。

「お!英奈になっちゃんじゃん!今日は何買うー?笑」

春斗が可愛い笑顔で話しかける。

「待って!今日は友達連れてきたの!
レイラだよ!」

いきなりメンバーの前に連れてこられた。

「はじめまして!春斗でーす( ´ ▽ ` )ノ」

「超美人じゃん!レイラちゃん♪」

沙月が私の顔見て言う。

「まぁ、レイラはアメリカとのハーフだからねー(笑)」

「そりゃ、美人だわ!お姉さん完敗!笑」

英奈さんが笑いを誘う。

「おー!俺は韓国とのハーフ!
ハーフ同士仲良くしようね!」

そう言い手を差し出してきた沙月。

その手は暖かくてドキドキした。