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「……星野さ、そろそろ泣きやも?」
あの後、胸の奥からいろんなことが全部あふれだしてきて。
抑えきれなくって泣いちゃったんだ。
そして、授業をサボって皐月くんに連れられたこの屋上。
「泣きたいならっ……泣けって、言ったじゃんっ……」
まだまだ止まらない涙。
今日くらいは、いいよね。皐月くんの優しさに、甘えちゃおう。
「まぁ、言ったは言ったけどさ……」
そうやって苦笑する皐月くん。
「はぁ。もう、大丈夫。出しきった!!
……かな?」
結構泣いたな。腫れてた目がさらに腫れちゃう。
「うん。お前は十分がんばってたな。
でも、我慢しすぎだ」
よしよし。と私の頭を撫でる皐月くん。
待って。これはやばいよ。
こんなことされるの初体験だし、なにより相手はイケメンさん。
心臓が、もたない……。
「皐月くん、よしよしはダメです。反則です。
嬉しいけど」
彼を見上げながら言った。
「……っ」
突然顔を隠した皐月くん。
あれ、前もこんなことなかったっけ。
「皐月くん?」
「嬉しいなら、いいじゃん。あとお前もそうゆうの禁止な」
「そうゆうのって?なに?」
私、なんかしちゃったっけ?
「そのうち嫌でも教えさせるから。今は大丈夫」
「……?ならいいや。……ありがとね」
そばにいてくれて、本当助かったな。


