なんにもできない私を。





「そっかー、ありがとね!」



「恋美ちゃんの頼みだもん。あたりまえだよ!」



「えっ?」



「だって恋美ちゃん、学園のアイドルみたいじゃん!

女子はみんな憧れてるよっ」



憧れ……?こんな私が?


なんにもできないのにな、私なんて。



「……?よくわかんないけど、ありがとねっ」



心優しい女の子にお礼を言って、急ぎ足で屋上に向かった。