なんにもできない私を。




「はい?」



「……それ、俺の教科書」



私が今まで整えていた教科書を指さし、そう言った皐月くん。



「………」



「………」



「……えええええ!!

わっわわわっ、ごめん、ごめんなさい!!」



嘘でしょ~。本日2度目の失態。



教科書の裏の名前を見たら、書いてあったのは確かに 「皐月 光夜」 の名前で。



恥ずかしすぎて顔が真っ赤になる。


どうやら私は、考え事をしすぎたせいか、隣の机にあった教科書をとっていたらしい。


普通ならありえないでしょ!!



そこまで深く考えてたのかな??



ななちゃんと木原のこと……。