『うっわー、めっちゃきれい。』 駆けあがれば、蜂はどこからきてたのかすぐわかった。 鳥居の横にある大きな木に蜂の巣がついていたのだ。 こうして私と蜂の追いかけっこは終わり、必死に階段を上ったのにすぐおりるのも癪だと思って 下を見下ろせば、絶景だった。 まぁ確かにアホみたいに階段駆け上ったしな。 こんくらい標高があって当然か。 展望台のようなところになっているここは、小さなベンチまである。 …ポカポカの太陽が気持ちいい。