『げっ、この階段登るのかよ。』 見失わないように蜂を追いかけていたら、神社についた。 …いや、神社の前の階段だ。 『…これ何百段あるのよ。』 思わずこぼれる弱音。いやそりゃ、こんな階段目の前にしたら、人間誰でも萎える。 ブーンとその間もぐいぐい上に上る蜂が恨めしい。 せっかくここまで来たんだし、はぁ、いきますかね。 -------私は深呼吸をして、階段をかけあがった。