「ただいま~」


あぁ、キタ。


「あら、食器に泡ついてるわよ?
ご飯抜きね?わかった?」

「…」


私に味方なんていない。


「お兄ちゃん…ご飯だって…」

「あ?近づくなよ。汚ねぇ。あの男と
やってる奴なんかに触れたくないwww」

笑いながら私を避ける実の兄。



昔から私は家族とだなんて思って
貰えない存在なんだ…。