それ以来、私ははるだけじゃなくかなたとも仲良くするようになった。
かなたと一緒に体育祭のリレーの練習をしたり、他愛もない事で大笑いしたり、軽くかなたの事を叩いたり…

かなたと一緒にいると、はるといる感覚とは違う感覚がした。どんな小さなことでも笑顔になれて、純粋に一緒に入れる時間が楽しく思えた。

毎日毎日、かなたと連絡取り合ってかなたの事を考えて想って眠れなくなって。
私はかなたに恋をしていた。
その時の私は、他のことが頭に浮かばないぐらいかなたの事でいっぱいでとにかく幸せだった。