体育祭が近づくにつれて、周りの友達は男子の目を気にするようになり、彼氏を作る事に夢中になっていた。

でも私は、クラスに興味のある男子なんていなくて友達の話題にはうなづくことで精一杯だった。

かっこよくない。けど社交的で女子とも仲良し。そんなクラスメートのはる(男)は私の幼なじみだ。
はるは幼稚園から同じ環境で育ってきただけあって異性の友達とは思えないほど、気を許せる仲で私も友達として好きだった。

ゆずー!
私の名前をはるが呼んだ。
振り返ってみるとそこにいたのははるじゃなかった。