年下男子のトリセツ

次の日の放課後。


私はいつものように図書室へ向かった。


本を貸そうとイケメン君を探していると、長机の端っこの席で突っ伏していた。


寝てるんだったら起こすのが申し訳ないと思い、私は先に次に借りる本を選んだ。


そして戻ると、イケメン君は起きて携帯をいじっていた。


「あの、これ」と、私は本を渡す。


「ありがとうございます」と、イケメン君はそれを受け取る。


私は、勇気を振り絞って聞いてみた。「お名前は?」


「松原 優悟(マツバラ ユウゴ)です」


やっぱり私の学年にはいない名前だ。


「あっ、と…私の名前は「小野寺 唯」


「えっ?なんで知ってるんですか?」


「…たまたまです」


たまたまって…気になる。