しばらく沈黙が流れた。


「じ、じゃあ私そろそろ帰ろっかな」


「送っていきます」


「大丈夫大丈夫!あ、昨日は送ってくれてありがとね?」


「今日も送ります」


かなり食い気味だったので「じゃあお願いしよっかな」とお言葉に甘えさせてもらった。


松原くんは私のことどう思ってるのかな?


今までのこと思い出すと、私のこと好きなのかもって自惚れてしまう。


でも、ただ仲のいい先輩として接してるだけかもしれないし…


分からないなあ。


そんなこと考えてるうちに私の家に着いた。


「送ってくれてありがとうね」


「いえ、じゃあまた」


「ばいばーい」


手を振って松原くんを見送る。


松原くんの後ろ姿を見つめる。


大人っぽいなー、後輩とは思えない。なんて思いながら家に入った。