大切な君へ

「望花!しっかりして!どうしたのよ!」

もう一回ゆっくり目を開けると今度はなにもなかったようにいつもどうりに戻った。


さっきのは何?

「ねっ!望花?聞こえてる?」


美夕南がさっきから名前を呼んでる事に気づく。



「あーっ大丈夫?だよ。何か真っ暗になっただけだよ」


美夕南の目が真剣になって私の目を見る。

「それって大丈夫って言わないよ。学校行ったら保健室行こ。」


保健室か…

なんかあまり好きじゃないんだよね、あの雰囲気…。


でも美夕南がとても真剣な眼差しを向けてくるから断れないな。

私自身さっき起こった出来事をまだ理解してないしね。