冬の夕方は日がおちるのが早く辺りはもう暗い。子供は家に帰ったのだろう公園の砂場には作りかけの山があった。 「あれで少し遊ぼう!!」 驚いていたけど、無視して優の手をひいて砂場のほうに近づき座らせ、山を一回り大きくしててっぺんに木の棒をさした。 「倒した方が負け。勝った方は負けた人に一つだけ命令できる!!私からね。」 「負けない!」 何故かやる気をだした優に首をかしげた。けど、楽しそうに笑う優をみたらやってよかったとおもった。