私はあなたしか選べない。


暇そうにしている私を気にかけてくれたのか椎間くんが話しかけてきた。


「桐山さんとせれんって仲良いよね?クラス違うのにいっつも一緒にいるよね?」



私は椎間くんの質問に答えた。


「幼なじみだしね」と私が笑いながら答えると
「羨ましいな」と椎間くんがぼそっとつぶやいた。



「何か言った?」


私がそう聞くと椎間くんは「何にも言ってないよ。空耳じゃないの?」と答えた。



「そっか。そうだよね」私は笑っていた。



なんとなく椎間くんの様子が違う事に疑問を持っていたけど勘違いだとその時は思っていた。