夏のわすれもの

冷たく、やわらかい感触。


どうやら土らしい。


「…靴、は…?」

あたりを見回すけれど、そこに靴などなかった。


そして、よくよく見ると私の足はなんとなく小さい。


ふわり、と風になびく白いスカート。


私は、白いワンピースを着ているのだろうか。


頭にのっているこれは…おそらく麦わら帽子だろうか。


おかしい、こんなことって。


だって、私は――――…。






「はやく、沙也香!」