夏のわすれもの

きがつけば、あたりは真っ暗だった。




すっかり寒くなっていて、うでをさする。





でも、はやちゃんもだれもいなくて、わたしはそこではじめておいていかれたんだ、とおもった。





たちあがって、とりあえず保育園をめざしたけど、保育園にはもうだあれもいなかった。









やだ。おいていかないで。





そこに、だれかのあしおとがきこえた。






こわくてこわくて、しゃがみこんで、そのひとがどこかにいってくれるのをひたすら待った。







でも、その人はわたしのめのまえでとまった。













「…みいつけた!!」


そこには、はやちゃんのにこーっとした笑顔があった。