夏のわすれもの

やってしまった。



布団カバーは見るも無残にビリビリだ。



母を呼ぼうとしたが、ふと私の視線が押入れの上のほうに向かう。



なんとなく、そのときは本当になんとなく目にとまったのだ。







…アルバム。



あんな高いところに、アルバムしまっておいたんだっけ。



覚えていないけれど、たぶん、おいたのだろう。



いつのまにかすっかり母を呼ぶことを忘れ、アルバムをとろうと必死になった。



なにせ、ずいぶん高く、奥のほうにしまいこまれてあったのだ。



見つけただけでも賞賛物だ。