皆ビックリしたけど
ごめんと言って電話の画面を見るとひこなからだった
はい、と言いながら電話に出るといきなり大きな声で
『ひなーーーーー!!
やばいよやばい!』
そう言われてビクッと反応した後に
「どうしたの?」
そう聞くと冷静さを取り戻したのか
1つ深呼吸をしてから
『それがな、こっちに父さんが来てるじゃんか?』
そうひこなのといにひめなにはお母さんが、ひこなにはお父さんがついていってることを思い出し肯定の返事を述べた
『父さんがな、さっき言ったので思い出したけど、
お前がまた一人でさみしーんじゃないかって、
大丈夫か?今日家行こうか?』
そう言うひこなは昔と変わらない妹思いの良い兄だった
そんなことを思いながらそこにいた四人を見ると心配そうにこちらを見ていたのでニコッと笑ってから
「ひこ、私友達ができたの。
だからお父さんにももう、大丈夫だよって言っておいて
ひこも心配してくれてありがとう。」
そう言い電話を切り四人の元へと行き教室まで向かった

