美里家パニック




あの日からひこなは頑張っていた
昨日以外は一度も泣き顔を見せなかったし
声を荒らげなかった


電話越しにひこなの声が優しく


『謝らないでいいよ…
できるだけ、学校では電話しない、
その代わり家でいっぱい電話するかもしれない…
それでも、いい?』


そう言ってくれたことが嬉しかった
『死んじゃうんだって』
この一言が、今でも忘れられない


この一言でひこなは、兄はこれまでにないほどに恐怖心を覚えたのだろう


私はまた心の中で謝った…