『______残念ですが…
もう、いつ死んでもおかしくありません…
こんなに病気を次々と起こす原因が分かりませんし、
本当に残念ですが……』
いつか母と父と医師が話しているのをドア越しに聞いていた
医師は私が死ぬと言った、
その途端に怖くなり病室に戻り泣いた…
その時には死ぬとは皆と会えなくなるんだと知っていた
ひこなが病室に汚いサッカーの練習着のまま入ってきて泣いてるのに気づき近寄ってきた
『どうしたの?
ひな?』
この時はひめなのめをとりひなと呼ばれていた
泣き止まない私にどうしようとひこなはオロオロしてから
優しく頭を撫でてくれた
『…えっと、大丈夫だよ!
俺が守るからね!
大丈夫だよ!
俺、お兄ちゃんだから!
だから…
泣かないでよ?』
そう言い涙目のひこなは一生懸命お兄ちゃん、として慰めてくれた
『あのね、ひなね、死んじゃうんだって』
そう唐突に私は言った
ひこなは目を見開いてから泣かないように唇を噛んでこう言った
『死なないよ!
だって、俺が守るから、
ひなはね、長生きするんだ…
俺がそんなの無くすからね。』
そう言ったひこなは病室を出たあとに泣いていた
6歳の、夏だった…………

