美里家パニック




食事を持ってきたひこを見てこう言った


「ごめんね……」


そう言うとひこは笑顔で


「体調悪いんだからしかたないよ。」


そう言ってくれた
でも私は


「違うの。
いつも、
いつも独りぼっちで寂しかったよね?
病気した時にはよく病院に来てくれたけど、
家に帰ったら一人だもんね?
ごめんね。

お母さんとお父さんを………
ごめんね。」


そう言いながら泣きそうになった


目を見開き驚いていたひこはゆっくりと近寄ってきて頭に手を伸ばして私の顔をひこの胸に押し当てて言った


「良いんだ。
ひなが、元気になってくれれば…
……………俺の方こそごめん
いらない心配をいっぱいかけたね


だからもう、泣かないで…………」


そう言ったひこのほうが泣いていた


心の中で何度も謝って一緒に泣いた


今ならひこの気持ちがわかる気がした


いつも、ありがとう