夜になり、父が帰ってきてから家族四人で入学祝いと言うことでお母さんが張り切って作った料理を食べていた
「ひめ、」
そう言いひめなとひこなは両親にちょっと待っててと言って立ち上がりバックへ向かった
「「お父さん、お母さん!!
今までありがとう」」
そう言いひこなとひめなは買ったプレゼントを渡した
「ありがとー
ひめー、ひこー」
そう言いお父さんは抱きついてきた
二人は驚きはしたが嫌がらず
母と目を合わせて笑った
「あのね、お母さんとお父さんにはいつも入院中とかいろいろと迷惑かけちゃったでしょ?
でも、こうして高校に通えるようにしてくれたし、
家だって学校の近くのアパートを借りてくれて
嬉しかったの
…だから
お礼には到底及ばないけど
ひこと一緒に選んだんだ」
そう言うとお母さんとお父さんは目に涙を溜めて二人を抱きしめた
入学式の四日前の夜だった