美里家パニック




でも、きっと彼女にも何かあるんだ


人間不信なんだろう


「………」
「………」
「………」
「………」


皆がこちらを見ていた


何も言わないのを不思議に思ったのだろう


ゆっくりと言葉を選びながら口を開いた


「…私は、学校に行きませんでした
私には一人の兄がいます。
双子の、
私の家は四人家族の、どこにでもある家です


でも、学校に行かない私を…
誰も何も言わなかった
何が言いたいのか自分でもわからないけど、
ただ一つ、これだけはちゃんとしないといけない


これ以上、お母さんにもお父さんにも…
迷惑掛けちゃいけないんだ!
ごめんね。」


そう言い切り荷物を持って部屋を出た