美里家パニック




「………」


…………………


…………………………………


皆が黙り、かえでに注目をしていた


フッと笑い紙をこちらに見せながら


「2、3番で一発芸~」


と楽しそうに言った


皆が自分の紙の番号を見た


するとみおとりやが


「うわ、3番だわ」


「まじかよ…
かえでのこと一生恨も」


そう言いながらも二人は楽しそうに命令の一発芸をして座った


そんなのが続いて…


外はすっかり暗くなったころに、
急にみかが、


「ウチ…
やっぱ無理」


少しなまった感じで喋るのはみか独特の喋り方だとか、


で、今の発言で静まり返った


「どうしたの?急にさ、」


みおが聞くと
みからかえでの腕を掴んでひめなを見ながら言った


「耐えられん!
いつものメンバーに今日おおたばっかで、どんな子かも分からへん子と仲良くなんて
できるわけないやん!」


そうだろうと思った


ひめなは昔からいじめられっ子だった


病気で学校へあまり行けなく、
皆がずるだずるだと言っていた