それからは話すことが多くなった。

転入して来て1週間がたったある日
私がいつもより少し遅れて家を出て学校に行こうとしたときだった。


私が出ると同時に隣りから私と同じ位の年の人が出てきた。

ゆっくりと顔を見ると、同じ学校の

長谷君だったのだ。

私がびっくりしていると、向こうもびっくりしたみたいだった。

「え!なんで!」と長谷君がいったので
私も
「えっ!なんで!」と同じことをいってしまった。

そうしているうちに時間がどんどんすぎていく。

私たちはびっくりしながらも急いで学校に向かう。