あなたが好きで、大好きで。




でも、お昼頃にくるっていってたし結構先か。



今はまだ7時だしね。




「奏多、今、体調どう?」




「絶好調だよ。最近はね」




「じゃあさ、病院の庭散歩しない?私も抗がん剤治療やめたんだよね。まぁ、知ってると思うけど」




そう、私は命を繋ぎ止める薬をやめたのだ。




だって、毎日副作用に悩まされて。




その薬を使っても余命は限られている。




なら、元気に最後の3ヶ月、生きようって思ったから。




抜け落ちた髪を隠すためにウィッグを被って。