ブブブッ ブブブッ

机の上の携帯が鳴った。
画面を見ると、小夏の名前が。
「ふぁい」
《さーか!今日の暴走は気を引き締めたほうがいいと思う》
小夏はあたしの右腕。まぁ、乱舞の副総長だね。

あとの話はいつものとこではなとこで話すと電話をきられた。



で、夜の7時過ぎ。
地元の溜まり場はロータリーが前にある小さい倉庫みたいなところ。

「あー!さーかさーん!!」
飛んできた妹分のあず。
「ちぁーす!!」
一斉に頭を下げる仲間たち。乱舞は、男禁制で総勢100人前後のなかなか大きいレディース。