女は、翔平に抱きついてキスをしている。

嘘...、翔平。彼女いるんだ。

「さーか...?」

小夏の声が聞こえる。

「小夏、行こう。マドカの居場所を聞きに」

終わった。あたしの恋は。

「わかった」

小夏は、あたしに逆らうことなく着いてくる。


そして、北斗の溜まり場の前に足を進める。