Queen of the wild beast

「まぁ、しょうがねぇな」



くしゃっと笑って私の頭を撫でた陣。



そんな辛そうに言われても嬉しくなんかないんだよ。



「うん。そうだね…」




倉庫に来て2時間は経っただろう。



入口の方がなんだか騒がしくなってきた。



「陣さんっ!!」




「なんだ?」



私の髪をいじって遊んでいた陣は下っ端の男の子が来た途端不機嫌になった。



そんな陣にすこしだけ嬉しくなってしまったの。



そう、男の子があの子の名前を言うまでは……