あたしはそこまで言うと、これ以上この人と関わっていたくなくて、お茶を運ぶことを断ることも諦め、リビングに戻って行った。




 もちろん、その後お茶運んだ時も告白されたけど、無視した。












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 お茶が入ったコップをじっと見つめながら、3日前のことを思い出し、ため息を吐いた。



 あの後、お姉ちゃんが「三尾先輩が随分悠夢を気に入ってたよ」って言ってた。

 あ~っ、最悪だ!


 あいつの顔を思い出して、一人で頭を抱え込んだ、




「……なに、してんの?」


「えっ?」



 ふとそんな声が聞こえ、そちらを向いた。



「げっ」


「……なんなの、その反応」



 声の主はあたしにゆっくりと近づいてくる。


 思わず一歩下がった時、

「パリーンッ」


 大きな音と共に、ガラスとお茶が飛び散った。