『だっていつどこで良い出会いがあるかわからんやん?』

私は鞄から鏡を取り出すと髪をイジリながら夏海に言った。



「へいへい」


呆れながら夏海が返事をした。




キーンコーンカーンコーン♪




ガララララ―…



“はーい!皆席について〜”


朝からテンション高い声で怒鳴るのは担任の藤野(女)



その声と供にダラダラ皆自分の席に戻る。


“はい!HRはじ……”



ガララララ―…


皆の視線が一気に扉にいくとそこには違う制服を着た男子が居た



「…遅れ…ました‥」