ギュッ…――― アキが私を強く抱き締めてくれた…―― 思わず私もアキを抱き締め返した。 「亜美の温もり…忘れへんからな」 アキはそう言うと力を緩めて私から離れた…――― そして 「またな」 そう言うと一人歩いて行った…―― 私は追い掛けたかったが、足がすくんで動けなかった… 本当にサヨナラなんだね…―― 行かないで… 待って… 行かないよって笑って言ってよ…―― これからは誰が私の頭を撫でてくれるの? 私の気持ちを一番に考えてくれたアキ…――