私は家に帰ると兄の帰宅を待った。




6時過ぎには帰ってくるだろう…



私は早く早くと思いながらも兄の帰宅を待ち続けた。






ガチャ…――



兄だ!!


私は急いで玄関まで行った。







“お邪魔します♪”




誰この女…――




ショートカットの小柄な女が兄にベッタリとくっついていた…



「お…おう!亜美。ただいま」


“イヤ〜カワイイ♪妹?”


バツの悪そうな顔の兄の隣ではしゃぎまくるうるさい女。


私はその女を無視して兄に『ちょっと話あんねん』と言った。


隣の女は少しムスッとしたが、兄の部屋で待っていた。




「なんやねん?」



『最低やな。何やっとん?』

私は呆れながら言った。



「えぇやんけ。俺もてるらしいぞ」



完全に開き直りの兄にサラっと言ってやった。


『ナツが援交やってるっぽい』







すると兄はやはり怒った。