家に帰るとアキが来ていた。
何だか楽しそうにママと話していた。
「おぅ!おかえり」
アキが私に気付いて言った。
『た…ただいま。…って何か変やな。』
私は手を洗うとジュースとお菓子を持ってアキと部屋へ行った。
私はいきなりアキに質問を投げ掛けた。
『なぁ。あたしが妊娠したらどうする?』
「産ませる」
へっ?
即答ですか…
『だっ…でもまだ中2やで?』
「中2は子供殺してもいいけど産むのはあかんのか?」
『…ゔ〜』
「てかどうせ吉田の事やろ?」
『何が?』
「吉田が妊娠したんやろ?」
ゔ…
鋭い……
さすが…
『何でわかったん?』
「俺は何でも知っている」
冗談を言っていたが、保健室で倒れた後、外に出されておかしいなとは思っていたらしい。
そして最近のナツの痩せ方―…
つわりで水さえも受け付けないらしく、激痩せしていた。
『じゃあ…兄ちゃんも?』
「ケン君は鈍いからなぁ〜
でもあの痩せ方は心配してた。
シンナーでも吸ってるんちゃう?って…」
そっちかい!!