次の日私はナツと産まれて初めて‘産婦人科’へやってきた。



周りには幸せそうな大きなお腹の妊婦さんや、旦那さんらしき人と来ている仲よさげな人。



私は俯くナツの手を握り、呼ばれるのを待った―…



“吉田さん〜”


若い看護婦さんに呼ばれてナツは診察室へ入って行った。




“内診するのであちらで下着を脱いで下さいね。”



優しそうな女医さんだ―…


ナツは言われた通り隣の部屋へ行き、下着を脱いで台へと上った。



そして冷たいものが入ってきた…


下半身はカーテンで見えなくてヒヤッとした―…



上のモニターに小さな点が映っていた。