2時過ぎか―…


隣でぐっすり眠る亜美に気づかれないように、俺はこっそり亜美の家を抜け出した。




時間がない―…


俺は急いだ。




あるコンビニの前に着くと、若者がたまっていて、その中で一人、バカ笑いしている女を見つけた―…





俺に気付くと、その女は笑顔で手招きした。


「ケンの後輩やんなぁ?」

メグさんは俺に聞いてきた。


『そーっす。ちょっといいっすか?』



「どーしたん?恋の悩みかぁ?あははっ」

メグさんはバレてるともしらずに呑気なもんだった。



そして俺はメグさんの家へ連れてかれた。



まぁ家の方が都合がよかったけど。



「マジでどしたんさ?」


『欲しい物があるんす。』



「えぇ〜あたしあんたの貢ぐちゃんにはならへんで?」

メグさんはケラケラ笑いながら言った。



『写真とネガなんっす。…意味わかりますよね?』


メグさんの顔色が一瞬変わったがすぐにごまかした。
「はっ?何それ?」