もう季節は春になっていて、私が家に帰ったのは４月の中旬だった―…
ナツとの電話を切った後、私は荷物の整理をしていた―
そして、父が帰宅したが、私は部屋から出なかった。
兄はナツのところへ行くと行って、出て行った。
ママは気を使ってか、食事を私の部屋まで持って来てくれた。
久々に食べるママのご飯。
私の大好物のｸﾞﾗﾀﾝとサラダ。
私はそれを綺麗に平らげると、お風呂に入り、ﾍﾞｯﾄに横になると、頭の中を整理した―…
―…アキ
頭から離れない…
―…アキ……
私は携帯を握ると、アキへ送るﾒｰﾙを作成していた。
