女は俺が凝視しているのにも気付かない。 更に、少し長めのショートヘアから覗く細い項、 項から鎖骨、鎖骨から豊かな胸、胸から細い腰、 腰から小さな尻へ、 俺の視線が舐めまわすように見ているのに、 まったく気付きもしない。 たったひと駅の間に欲情してしまった俺は、 駅に降り立つと、ガキのように トイレに駆け込み、欲情を吐き出した。