その日はひどく、頭が痛かった。

カーテンから差し込む光が眩しくて私は目を覚ました。
いつもなら、そんな光どうってことないんだけど、なんだか今日はやけに鬱陶しかった。
そんな最悪な目覚めの日は、本当に布団から出たくなくなる。
…なんて私の我が儘は、私自身の身体が許してくれなかった。
光のせいか、ひどく頭が傷んだ私は、深い溜息を吐き出して、枕元にある機会に手を伸ばした。

スクリーンに映し出される数字を確認して、私はまたひどく頭が傷んだ。
-11月10日(金) 10時12分-
あぁ、まだ平日か。ってゆーか時間やばいじゃん、学校遅刻じゃん。
あーー、だる。
なんて呑気に頭の中で愚痴をこぼしながら、仕方なく私は起き上がって煙草に火をつけた。