奴の名前は、永井 陸。
両親を亡くして同じ施設で育った私達は、小さい頃から一緒にいる。
私は3歳で施設に入り、陸は1歳の頃から施設にいた。
いじめられっ子で泣き虫だった私を、陸はずっと守ってくれていた。
ー…昔は優しかったのだけど、中学に入るやいなや、陸は荒れはじめ性格がねじ曲がってしまった。
それからは、何故か「俺の言う事をきけ。」 「お前には俺しかいねーだろ。」なんておかしな事を言い始め、昔なじみのせいか私も断りきれず、ズルズルズルズルと関係を引きずり、
今に至る。
昔は、本当に優しかった。
いつも一緒にいてくれた。
優しい声で名前をよんでくれた。
ツバサって、笑いかけてくれた。
パパとママを失って寂しかった私の心を温めてくれたのが…
陸だった。
両親を亡くして同じ施設で育った私達は、小さい頃から一緒にいる。
私は3歳で施設に入り、陸は1歳の頃から施設にいた。
いじめられっ子で泣き虫だった私を、陸はずっと守ってくれていた。
ー…昔は優しかったのだけど、中学に入るやいなや、陸は荒れはじめ性格がねじ曲がってしまった。
それからは、何故か「俺の言う事をきけ。」 「お前には俺しかいねーだろ。」なんておかしな事を言い始め、昔なじみのせいか私も断りきれず、ズルズルズルズルと関係を引きずり、
今に至る。
昔は、本当に優しかった。
いつも一緒にいてくれた。
優しい声で名前をよんでくれた。
ツバサって、笑いかけてくれた。
パパとママを失って寂しかった私の心を温めてくれたのが…
陸だった。

