「私が中学生の頃。友達と喧嘩しちゃって1人で泣きながら帰ってた時、悠太とぶつかっちゃって。そしたら大丈夫?って手貸してくれて…
その後、『何があったか分かんないけど、笑顔で頑張ればきっといい事が待ってるよ』って笑顔で言ってくれて、この人の笑顔好きだなって思った。
その後から悠太とすれ違うといつも笑顔の悠太の事を目で追ってた。別に悠太が好きなんじゃない。笑顔が好きなだけって思った。
でもある日、女の人と手繋いで歩いてるの見て涙が止まらなくなって気づいたの。私悠太の事すきだったんだって。
それで、少し経って悠太の笑顔が変わってた。心から笑ってないって思って、聞きたいなって思ったけど話しかける勇気がなくて…
でも受験の日に会って、今日話しかけなかったらもう会えない気がして…」



















「そう、だったんだ…」












まさかそんな前から俺のこと思っててくれてたとかめっちゃ嬉しいんだけど















俺は桃果を抱きしめた













「桃果…好きだよ。」
















「私も、大好き。」

















桃果、ずーっと一緒に居ような
















END