そして今に至る











俺は明日桃果に告白しようと思ってる












振られても、たとえ嫌われても俺は言う


























「なぁ桃果帰ろう。」












「うん」











学校を出た











「ねぇ悠太?駅逆だよ?」











「いいから来て」












俺は初めて桃果と出会った公園に向かった













「着いた。ここ、俺らが初めて出会った場所。」












「え?」











「桃果は覚えてねーかもしんないけど、俺ら入学式の前にに会ってるんだよ。あの時さ、桃果が親父にはっきり言ってくれたから今は親父と上手くいってるんだ。ありがとう。
それから、桃果のお陰で変われたんだ。見方を変えるとこんなに世界って変わるんだな。本当に感謝してる。
それと、ごめんな。あの時言ったのは嘘だ。桃果は可愛い。それに別に俺のタイプは清楚とかじゃない。俺のタイプは桃果なんだ。
俺は、桃果が好きだ。」
















桃果の目から涙がこぼれた













「そんなの…そんなの忘れてる訳ないじゃん!私だって好きなんだから!」














え…?











「ま、ま、ま、マジ?」













「同じクラスになって嬉しかった。でもなんて話しかければいいか分からなくて。しかも悠太は何もなかったように話しかけてきたから私のことなんか忘れてるのかなって思ってて…
それに…私達が初めて出会った場所はここじゃないよ?」













「え?」












「前に会ってるんだよ」










え…?











嘘だろ